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就労移行支援がしんどい・・・
どうしても休みがちになってしまう
障害や病気を持つ方が就職するために通う「就労移行支援」。
就労のための訓練を行う場ですが、「毎日通うのがしんどい」「休みがちになる」という方もいらっしゃいますよね。
そこで今回は就労移行支援を休みがちの方に向けて、その対応策を解説していきます。
この記事は発達障害の当事者であり、障害を持っている方を応援するこの「チャレンジド・ノート」の運営者のクーさんが解説します。
※障害者雇用・障害者枠での就労は、「障害者手帳を所有している方のみ」が対象となっています。手帳を所有していない方は、一般枠の就労サービス・エージェントを利用しましょう。
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就労移行支援を休みがちになってしまうとき
障害や病気を持っている方が就職のために就業訓練を行う施設「就労移行支援」。
通ってらっしゃる方はみな就職のため努力をされていると思いますが、どうしても休みがちになったり、時には辞める方もいらっしゃいます。
「就職したい」「でも就労移行支援は辛い」
そう考える方も多いと思いますが、その場合どのように対処すればいいかわかりませんよね。
そこで今回は休みがちになる理由とその対処法を詳しく解説します。
就労移行支援を休みたくなる理由は?
そもそも就労移行支援を休みたくなる理由は何でしょうか?
その理由は人によって異なると思いますが、ここでは5つの視点からその原因を解説します。
ここでは休みがちになる理由を一つ一つ解説するよ。
就労移行支援に通っている人もそうでない人も参考に読んでみてね。
【休みがちな理由①】体力的な問題
就労移行支援を休みがちな理由として最も可能性が高いのが体力的な問題です。
障害だけでなく、2次障害としてうつ病などを発症している方は毎日就労移行支援に通所するのはかなり大変だと思います。
就労移行支援に通うにあたって主治医と相談したとは思いますが、それでも実際に通ってみると精神的な負担が大きかったというケースはよくききます。
【休みがちな理由②】スタッフとの相性が悪い
休みがちな理由の2つ目はスタッフとの相性が悪いことです。
特に通所する場合毎日目にして会話するスタッフとの相性は就労移行支援を通所するにあたって大事なポイントです。
「この人の態度が好きになれない」「苦手なスタッフがいる」
就労移行支援は半年から2年間通うところですから、なおさらスタッフとの相性は気になりますよね。
これがストレスになって休むのが休みがちな理由の2つ目です。
【休みがちな理由③】訓練内容が自分と合わない
就労移行支援によってはプログラミングといったITスキルを身に着けるところもあれば、就職のためのマナーなど基本的なことを学ぶところなど様々です。
人によってはあまりに訓練が基本的なこと過ぎて「つまらない」と感じるい人も少なくありません。
特に就業経験がある方にとっては、「今更WordやExcelの勉強をしても・・・」と思うこともあるでしょう。
こういった訓練内容と自分の能力が合致していないことが休みがちな理由となるケースもあります。
【休みがちな理由④】就活がうまくいかない
「就労移行支援に通ったから必ず就職できる」
という訳ではありません。
就職するためには面接やWEBテストなど乗り越えるべきものがたくさんあります。就労移行支援によっては就職のサポートが少なく、就活がうまくいかないというケースも少なくありません。
就職は年齢や能力・学歴などによって左右されるものですので、就活がうまくいかず、「就労移行支援も行きたくなくたってしまう」というのが就労移行支援を休みがちになる理由の1つです。
【休みがちな理由⑤】利用者間のトラブル
就労移行支援に通うにあたって起こる問題の一つが「利用者間のトラブル」です。
就労移行支援によっては「利用者間のLINEなどSNSの交換の禁止」などルールとして定めているところも多いですが、「問題のある利用者がしんどい」と思うケースもあるでしょう。
スタッフに相談してもうまく解決しない場合、就労移行支援を休みがちになるという事態になる可能性も少なくありません。
就労移行支援を休みがちで行きたくないときの対処法
就労移行支援を休みがちになるのはわかったけど、その対処策を知りたい!
次にその対応策を解説しますよ
就労移行支援を休みがちになる理由は先述した通りですが、そのための対応策を知りたいですよね。
次に休みがちなときにできる対応策を解説します。
【対処法①】スタッフや主治医に相談する
まず体調面が不安定で就労移行支援を休みがちの場合は、就労移行支援のスタッフや病院の主治医に相談するようにしましょう。
本来就労移行支援は体調が安定してから通うべき場所で、一生に2年間という期限がついている以上休むことによって期間を紹介してしまうのはもったいないです。
「体調が安定しない」「病気が不安定である」
という旨を伝えて、今後の方針を相談しましょう。
※就労移行支援のスタッフに相談する場合、「休みつつ続けましょう」と答える場合が多い。向こうもビジネスで行っているので辞めるという選択を出さないケースが多いですが、体調が第一優先なので、「就労移行支援を辞めて体調を取り戻す」という選択肢があることを忘れないでください。
【対処法②】就労移行支援を変更する
就労移行支援のカリキュラムが合わない場合は、「就労移行支援を変更する・転所する」というのも一つの手です。
就労移行支援は必ず同じ事業所に2年間継続していかなければならないわけではありません。
通所の途中であっても事業所を変更することができます。
就労移行支援を続けたいけれど事業所を変更したい場合は、変更先の就労移行支援にその旨を伝えて変更するようにしましょう。
※変更に際して、その事業所を体験・見学するのを忘れないようにしてください。
【対処法③】就労移行支援以外の居場所を見つける
就労移行支援は合わないという場合に、他の居場所を見つけることが心の安心感につながるケースがあります。
病院の精神科デイケアやその他福祉のサービス・趣味などの集まりなど、就労移行支援以外の居場所を見つけることでストレストレーニングになることもあります。
就労移行支援だけに焦点を当てるのでなく、そのストレス緩和処置としてそれ以外の居場所を見つけるようにしてみてください。
【対処法④】就労移行以外で就活をしてみる
就労移行支援に通う目的は「就職する」ことです。
就職ができれば就労移行支援に通う必要はありません。例えば転職サービスやなかぽつなど就労移行支援以外でも就職に役立つ施設やサービスはあります。
就労移行支援がどうしても自分に合わない場合には、後述しますが、辞めるということも選択肢の一つです。
就労移行支援を辞めるという選択肢【体験談】
「就労移行支援を辞める」
思い切った手段ではありますが、就労移行支援を「意味がない」「行きたくない」と思っているのであれば、「退所する」というのは選択肢の一つになります。
【体験談】就労移行支援を退所して就職した話
筆者の体験談ではありますが、筆者は就労移行支援を3カ月通って退所した経験があります。
「就労移行支援が合わない」というのもありましたが、就労経験がある筆者にとってMOSやビジネスマナーの訓練を受けることは簡単すぎて苦痛でした。
退所を申し入れるのは勇気がいりましたが、「ここに2年間いてもどうしようもない」「もしかしたら何年後かに必要になるかもしれないから2年間を大事にしたい」と考え、退所の意向を伝えました。
引き止められはしましたが、はっきりと意思を伝えて退所し、その後は障害者雇用の転職エージェント経由で転職し、現在に至ります。
詳しい話は↓に書いてますので是非ご覧ください。
辞めたい?就労移行支援を3カ月で辞めた経験から「向いてない人」を解説ハローワークを活用する
就労移行支援以外に活用するべき施設として、ハローワークがあります。
ハローワークでは障害者雇用を行う企業が集まるイベントや、求人の紹介など幅広く障害者に対する就職支援を行っています。
就労移行支援に通いながらでも活用できるので、ぜひ積極的に活用しましょう。
参考:ハローワークインターネットサービス – 障害のある皆様へ (mhlw.go.jp)
転職エージェントを活用する
就労移行支援を辞めるor続けるどちらの場合でも絶対に活用すべきなのは「転職エージェント」です。
転職エージェントは無料で利用することができ、就職の相談や面接対策・履歴書の添削などをおこなってくれるサービスです。
就労移行支援やハローワークにはない非公開求人を保有していて、中には大企業の求人もあるため、利用しないのは損だと思います。
就労移行支援を辞める前に一度自分の状態でどのような企業に応募できるのか、転職エージェントにぜひ相談してみてください。
※障害者雇用・障害者枠での就労は、「障害者手帳を所有している方のみ」が対象となっています。手帳を所有していない方は、一般枠の就労サービス・エージェントを利用しましょう。
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なかぽつを活用する
就労移行支援のほかに障害者の就職の支援を行う施設として、「障害者就業・生活支援センター(なかぽつ)」があります。
なかぽつは国や都道府県から事業を委託された法人が運営しており、就業に関する相談支援から日常生活・地域生活に関する助言まで幅広く相談に乗ってくれます。
就職後の定着支援も行っていくれるので、就職した後に不安を覚える方にも最適です。
全て無料のサービスなので、もし地元の近くにある場合は相談してみましょう。
参考:障害者就業・生活支援センター(なかぽつ)の概要を掲載しました【職業対策課】 (mhlw.go.jp)
就労移行支援を休みがち?その対処法まとめ
今回は就労移行支援を休みがちな場合の対処法を紹介しました。
就労移行支援は一生に2年しかない大事な時間です。それを休んで無為に過ごすのはもったいないことだと筆者は考えています。
体調面に問題があるのであれば、いったん辞めて休養に努めることも大事です。
就労移行支援以外にも転職エージェント・なかぽつなど就職に使えるサービス・施設はあるので、まずはそれらを積極的に活用して、就職を目指すようにしましょう。
みなさんの就職を応援しています!
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就労移行支援の比較
就労実績 | 定着率 | 事業所数 | 対応エリア | 対象障害 | |
---|---|---|---|---|---|
LITALICOワークス | 累計就職者数10,000名以上 | 90% | 110か所以上 | 北海道 / 仙台 / 栃木 / 埼玉 / 千葉 / 神奈川 / 東京 / 静岡 / 愛知 / 京都 / 大阪 / 兵庫 / 岡山 / 広島 / 福岡 / 宮崎 / 沖縄 | 精神・発達・知的・身体・難病 |
Kaien | 累計就職者数1,400名以上 | 94.9% | 14か所 | 東京 / 神奈川県 / 埼玉 / 大阪 | 発達 |
ミラトレ | 就職率85% | 90% | 14か所 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 大阪 / 兵庫 / 愛知 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
atGPジョブトレ | 1事業所当たり24名(年間) | 91.4% | 7か所 | 秋葉原 / 大手町 /お茶の水/ 横浜 / 梅田 | うつ症状・発達・統合失調症・聴覚障害・難病 |
ココルポート | 累計就職者数2,400名以上 | 88.2% | 60か所以上 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 福岡 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
welbe ウェルビー | 累計就職者数5,032名以上 | 89% | 97か所以上 | 東京 / 神奈川 / 千葉 / 埼玉 / 高崎 / 宇都宮 / 静岡 / 愛知 / 大阪 / 京都 / 兵庫 / 岡山 / 広島 / 松山 / 福岡 / 熊本 / 鹿児島 / 札幌 / 仙台 / 新潟 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
d-career ディーキャリア | 非公開 | 93.4% | 70か所以上 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 大阪 / 愛知 / 福岡 | 発達 |
障害者専門転職エージェント
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当サイトの参考リンク
就労移行支援・就労定着支援に係る報酬・基準について:厚生労働省
障害者の雇用支援:高齢・障害・求職者雇用支援機構
障害者雇用の現状:文部科学省
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