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就労移行支援って2年が上限なんだよね?

就職できなかったらどうなるの?
障害や病気をお持ちの方が働くために通う「就労移行支援」。
一生に2年という短い期間が定められていますが、「もし就職できなかったらどうしよう・・・」と不安に思われる方も多いはず。
そこで今回は就労移行支援の2年を過ぎたらどうなるのか?という疑問に徹底解説していきます。

この記事は就労移行支援に通っていた経験のある障害の当事者クーさんが執筆しています。
就労移行支援は2年以上利用できる?
障害や病気を持っている方が通う就職するための施設「就労移行支援」。
一般的に2年間が限度とされていますが、実際の規則はどのようなものなのでしょうか?
まずは政府のHPなどの情報から基本的な原則について解説します。
就労移行支援の通所期間と原則
上記は厚生労働省に掲載されている「障害者総合支援法における就労系障害福祉サービス」での就労移行支援の解説です。
上記の通り、標準利用期間は2年間と定められています。
では就労移行支援に通って就職できなかった場合、そのまま退所ということになるのでしょうか?
就労移行支援は延長できる?3年目の利用
実は先述した厚生労働省の概要には続きがあります。
「※ 必要性が認められた場合に限り、最大1年間の更新可能」
自治体の判断にもよりますが、必要性が認められた場合は最大1年間の更新が可能となっています。
この必要性というのはどのようなものでしょうか?
【体験談】就労移行支援を3年間利用したケース
筆者の知人に実際に就労移行支援に3年間通った方がいます。
その方は1つ目の就労移行支援(以下A事業所)で訓練を受けて就職活動をして就職することができず(障害者雇用・就労継続支援A型など)、A事業所を対処することになりました。
ですが自治体との相談によって、2つ目の就労移行支援(以下B事業所)への通所が1年間認められました。
この方の場合はA事業所とB事業所で行う訓練内容が異なっており、(具体的にはA事業所では一般的な訓練、B事業所ではプログラミング)、新しい技術を身に着ける訓練で就職の可能性があると判断されたそうです。
以上のように就職活動を真剣に行って結果が出なかった場合に、最大1年間の更新が認められるケースは実際にあります。
就労移行支援の2年間を過ぎてしまったら:延長できない場合
先述したケースは、あくまで自治体との相談によって決定されます。
必ず3年間通所できる保証はないため、就労移行支援へ通所するにあたり、就職活動は真剣に行わなくてはなりません。
では就職活動がうまくいかずに期間の延長もできなかった場合はどうすればいいのでしょうか?
次に、就労移行支援を退所した場合の対応策を解説します。
対応策1:転職エージェントを活用する
まず第一に転職エージェントを活用しましょう。
可能であれば就労移行支援に通っている間にも登録するのがベストですが、退所後でも転職エージェントの利用は可能です。
転職エージェントは無料で利用できる就職サービスですので、まずは相談だけでもしたほうが良いでしょう。
特にハローワークにはない非公開求人があるケースが多いので、ハローワークの求人に落ちてしまっても、まだ応募できる企業があります。
※障害者雇用・障害者枠での就労は、「障害者手帳を所有している方のみ」が対象となっています。手帳を所有していない方は、一般枠の就労サービス・エージェントを利用しましょう。
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対応策2:就労継続支援A型・就労継続支援B型に通う
2つ目の対応策は就労継続支援A型・B型に通うことです。
就労継続支援A型は雇用契約を結ぶため週5勤務の場合が多いですが、B型の場合は雇用契約を結ばないので週3程度から通うことができます。
障害者雇用などの企業への就職と比較すると賃金は少ないですが、この就労継続支援を足掛かりに障害者雇用を目指すこともできます。
※先述した転職エージェントでは、求人を紹介してもらうにあたり、継続的に勤務できるかどうか見られるケースが多いです。就労継続支援に毎日通うことによって、体調面が安定している=働くことができると判断されることもあります。
対応策4:なかぽつを利用する
ハローワーク、転職エージェント以外にも就職するためのサービスが存在します。
その一つが「障害者就業・生活支援センター(略してなかぽつ・就ぽつ)」です。
就ぽつは就職を希望していたり、在職中の障害者のサポートをしてくれる施設で、就職に向けた準備支援・就職支援を行う場所です。
担当がついてくれるので、何か困ったときでも気軽に相談できるので、就労移行支援以外で就職の相談をしたい場合は活用するようにしましょう。
自分に合った就労移行支援を見つけるために
就労移行支援は一般的には2年が限度です。
その2年間を大切にするためにも、就労移行支援選びに注意しなくてはなりません。
筆者のおすすめは就労実績の高い就労移行支援に行くことです。
例えば「LITALICOワークス」や「atGPジョブトレ」などは障害者に関連する事業を行う大手の企業が運営しているので、保有している求人数も多いです。
また、就労移行支援に通う際は必ず「見学・体験」を忘れないようにしましょう。
大手であっても、スタッフとの相性が合わずに対処するというケースは少なくありません。2年というタイムリミットがある分、就労移行支援選びは慎重に行いようにしましょう。

就労移行支援は2年過ぎたらどうなる?まとめ
就労移行支援は場合によっては2年ではなく、3年に延長することも可能なケースがあります。
ですがそれは必ず保証されているわけではありません。
就労移行支援に通いながら転職エージェントやなかぽつなどのサービスを利用して、2年の間に就職できるよう最大限努力していく必要があります。
特に転職エージェントはハローワーク以外の非公開求人もあり、就職のアドバイスもくれるので、相談だけでもしてみてください。


みなさんが就職できることを祈っています!
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・atGPジョブトレIT・Web おすすめ
就労移行支援の比較
就労実績 | 定着率 | 事業所数 | 対応エリア | 対象障害 | |
---|---|---|---|---|---|
LITALICOワークス | 累計就職者数10,000名以上 | 90% | 110か所以上 | 北海道 / 仙台 / 栃木 / 埼玉 / 千葉 / 神奈川 / 東京 / 静岡 / 愛知 / 京都 / 大阪 / 兵庫 / 岡山 / 広島 / 福岡 / 宮崎 / 沖縄 | 精神・発達・知的・身体・難病 |
Kaien | 累計就職者数1,400名以上 | 94.9% | 14か所 | 東京 / 神奈川県 / 埼玉 / 大阪 | 発達 |
ミラトレ | 就職率85% | 90% | 14か所 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 大阪 / 兵庫 / 愛知 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
atGPジョブトレ | 1事業所当たり24名(年間) | 91.4% | 7か所 | 秋葉原 / 大手町 /お茶の水/ 横浜 / 梅田 | うつ症状・発達・統合失調症・聴覚障害・難病 |
ココルポート | 累計就職者数2,400名以上 | 88.2% | 60か所以上 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 福岡 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
welbe ウェルビー | 累計就職者数5,032名以上 | 89% | 97か所以上 | 東京 / 神奈川 / 千葉 / 埼玉 / 高崎 / 宇都宮 / 静岡 / 愛知 / 大阪 / 京都 / 兵庫 / 岡山 / 広島 / 松山 / 福岡 / 熊本 / 鹿児島 / 札幌 / 仙台 / 新潟 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
d-career ディーキャリア | 非公開 | 93.4% | 70か所以上 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 大阪 / 愛知 / 福岡 | 発達 |
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当サイトの参考リンク
就労移行支援・就労定着支援に係る報酬・基準について:厚生労働省
障害者の雇用支援:高齢・障害・求職者雇用支援機構
障害者雇用の現状:文部科学省