記事内にプロモーションを含む場合があります。
「意味ない、ひどい、おかしい」と検索出てくるよ?
就労移行支援って本当に大丈夫?
就労移行支援に実際に通っていたクーさんが解説します。見学を複数回、また30か所以上の就労移行支援を独自に調査してるので、参考になれば幸いです。
就労移行支援は転職エージェントと並行して通うべき場所。また、事前に就労実績を確認し、見学・体験をすることが大切。
それでは筆者の体験談を交えつつ、マイナスイメージがある就労移行支援について解説していきますね。
※障害者雇用・障害者枠での就労は、「障害者手帳を所有している方のみ」が対象となっています。手帳を所有していない方は、一般枠の就労サービス・エージェントを利用しましょう。
・首都圏・関西マイナビパートナーズ紹介 (おすすめ)
・全国dodaチャレンジ
・首都圏+大阪障害者雇用バンク
就労移行支援とは?金儲け?
就労移行支援とは、「障害を持つ方が就職のための訓練、および行動実績を作る場所」のことを言います。
福祉施設ではあるものの、企業が事業として行っている面も強いです。
決して金儲けだけではないです。
ですが就労移行支援は前年度の就業実績・定着率と通所日数および1事業所当たりの人数で市町村からもらえるお金が変化するので、場合によっては少し悪質な事業所も存在します。
悪質とは、ムリに早期に就業させるもしくは長引かせる(囲い込み)といったものです。就職までの期間は一般的に半年から1年半といわれていますが、個人差があります。
ですので事前に事業所に自身の希望と、どの程度就職までかかりそうなのかは質問しておいた方がいいでしょう。
※就業移行支援に通いながらアルバイトは基本的にできません。一方で障害年金・失業給付金は受け取ることが出来ます。詳しくは下記のリンクをご参考ください。
お金がない!厚生労働省の通達を参考にアルバイトの有無を考える【就労移行支援】就労移行支援を「ひどい・おかしい・意味ない」と実際に感じたケース
就労移行支援に通う準備~実際に通ってみて、「ひどい・おかしい・意味ない」を実際に感じたケースは3つあります。それぞれを詳しく見ていきましょう。
見学・体験を通して自分には合わなかった
わたしは就労移行支援への通所の前に、計7か所の事業所を見学しました。
※同じ会社の地域が違うところも試しています。
その見学を通してわたしが感じたことは、「コミュニケーション能力、体調管理の授業はいらない」ということです。
これは人にもよると思いますが、自身がASDであることもあってコミュニケーションをとる必要性をそこまで感じていませんでした。加えて「得意をのばす」という考えもあったので、勉強してスキルを身に着けたいとも思っていました。
プログラミングを勉強したかったので、当時自分が住んでいる都道府県にIT系の事業所がなかったのが本当に悔やまれます・・・
「意味ない」と思う授業は少なからずあるというのが印象に残っています。
就職活動は自力で行わなければならなかった
当時通っていた就労移行支援は転職エージェントと提携しておらず、独自のネットワークもほとんどない就労移行支援でした。
ですので就職活動の際には自分でハローワーク・転職エージェントに登録・行動を行う必要があったのです。
通所していくうちに必要となる授業もなくなった私は就労移行支援を退所しています。
もしこれから「就職まで就労移行支援で面倒見てもらいたい」という方がいたら、就職実績・企業インターン数は必ず確認したほうがいいです。
後半になると参加すべき授業がなくなっていくので「意味ない」と感じやすいからです。
※障害者雇用・障害者枠での就労は、「障害者手帳を所有している方のみ」が対象となっています。手帳を所有していない方は、一般枠の就労サービス・エージェントを利用しましょう。
・首都圏・関西マイナビパートナーズ紹介 (おすすめ)
・全国dodaチャレンジ
・首都圏+大阪障害者雇用バンク
障害・就職の専門家がいなかった
これは「ひどいなー」と思っているのですが、就労移行支援に障害・就職の専門家がいるわけではありません。つまり、障害特性の理解やその配慮事項の把握が独学になる可能性があります。
いくら公式HPで「専門家がいます!」といっても実際に通う事業所にいなければ意味がないですよね。わたしはその点が抜けていたので、後で後悔しました。
今後通われる方には後悔してほしくないので、独学で頑張るという方以外はこの点も必ず確認するようにしましょう。
不安?ひどい可能性のある就労移行支援の特徴と見分け方
わたしが考えるひどいないし時間の無駄と感じる就労移行支援は下記の特徴があるところです。
- 授業のレベルが低い・時間の無駄
- トラブルが多くつらい
授業のレベルが低い・時間の無駄
はっきりと言いますが、「体調管理」だけの授業があるところはやめたほうがいいです。皆さん体調管理がしたくて通う訳じゃないですよね?就職したいからですよね?
もし体調管理がしたいなら病院のデイケアに行く方が安いですし、期間の制限がありません。
せっかく2年しかない期間を捨てているようにわたしは思います。
※個人の意見なので参考程度に聞いてください。
トラブルが多くてつらい
就労移行支援によっては、「男女交際の禁止」というルールがあるところもあります。「なにそれ?」と思う方もいらっしゃると思いますが、これが本当に大事です。
実際に就労移行支援で男女のいざこざが合って、空気が最悪になったことがあります。気にされない方はいいですが、他にも「いじめ」のうわさも聞くので、雰囲気のチェックはしておきましょう。
加えて、利用者とスタッフの関係性も大事です。ときどきバカに接するような言い方をされるスタッフもいるのは確かです。決してそんな方だけではないですが、相性の問題もあるので、どんなスタッフがいるか目で見て確認してください。
お金がない場合は昼食・交通費の助成があるところへ
就労移行支援に通う昼食代・交通費も負担が大きいですよね。交通費に関しては一定額自治体が負担してくれることが多いので、是非自治体に問い合わせてみてください。
昼食代に関してはそこまで優先度が高くないです。※就職実績>昼食代
ですが昼食も提供してほしい、という方はココルポートあたりが大手で有名ですので是非そちらを見学してみてくださいね。
ひどい・意味ない・おかしい就労移行支援に出会わない重要なポイント
- 気軽に希望を言えて利用者の負担が少ない
- 就労実績が高く、自立を促してくれる
気軽に希望を言えて利用者の負担が少ない
まず大前提として見学は大切です。そして次に大事なことは、「スタッフに対して意見が言いやすいか」です。
たとえば「この授業は出たくない」「企業実習はこんなところがいい」などある程度自分の意思をもって言わないと就職まで本当に時間がかかります。
ですので利用者の意志を聞いてくれて、負担も少なくまた希望を言いやすいスタッフがいるところが望ましいです。
これはHPだけではわからない点ですので、必ず確認するようにしてくださいね。
就労実績が高く、自立を促してくれる
就業実績も大切な点の一つです。就業先・定着率はHP上でもわかるので確認してみてください。※このサイト上でも公開しています。
就労移行支援によっては非公開の場合もありますが、問い合わせれば応えてくれる場合がほとんどです。
加えて、自立を促してくれるところが望ましいです。就労移行支援の期間は有限。ずっといるわけにはいきません。おんぶにだっこ状態でなく、「ここまで就労移行支援が担当するから自分でも探す」という意識を与えてくれるところがよいです。※塩梅が難しいですが・・・。
ここをどうやって見極めるかというと、見学する際に利用者を確認してみてください。
スタッフが聞いているのに返事もない・反応しない・任せきりという雰囲気のところは辞めたほうがいいと思います。
就労移行支援自体の問題というよりは、そのときの雰囲気が重要になります。利用者の雰囲気に影響されるということもあるので、皆さん自発的に活動している事業所を選んでみましょう。
就労委移行支援をやめるという選択肢
就労移行支援は決して辞められないわけではありません。
障害特性を理解し、対処法も学んでもう「ひどい・必要がない」と感じるのであれば辞めることもできます。※逃げ癖がつくのは良くないですが・・・。
自分に合わないところに行ってもストレスを抱えるだけなので、気軽にいつでも辞められるからと思って通ってもいいと思います。
※就労移行支援によっては、「障害特性も独学で学んでほしい」というところもありますが正直そこはおすすめしません。分からないから就労移行支援に通っている、勉強したい、という気持ちをもって通うことは変ではないです。本当に自分に必要なことが学べるところに決めましょう。
悩んでるあなたへ。安心して通える就労移行支援を紹介
実際に就労移行支援に通った体験談と、ひどい就労移行支援の見分け方をお伝えしました。
ですが就労移行支援も数が多いので、どこを選べばいいかよくわからないですよね。
※就労移行支援そのものが年々増加傾向にあります。
そんな方に向けて30か所以上の就業実績・プログラム内容を事前に調べ、おすすめの就労移行支援をまとめています。
下記のリンクより厳選した就労移行支援を紹介しておりますので、是非ご覧ください。
≫【本音で選ぶ】厳選15選!就労移行支援おすすめランキング【どこがいい?】※事業所によって雰囲気は異なりますので、必ず見学・体験を通して自分の目で確認するようにしてください。
また、並行して転職エージェントも利用したほうが就職する上では良いでしょう。実際に利用して求人の質・量が多い転職エージェントは下記の3つです。一応全国のネットワークがあるところに絞っているので登録してみてくださいね。
※障害者雇用・障害者枠での就労は、「障害者手帳を所有している方のみ」が対象となっています。手帳を所有していない方は、一般枠の就労サービス・エージェントを利用しましょう。
・首都圏・関西マイナビパートナーズ紹介 (おすすめ)
・全国dodaチャレンジ
・首都圏+大阪障害者雇用バンク
ここまでご覧いただきありがとうございました。
よく読まれている記事
あわせて就労移行支援おすすめランキング
あわせて発達障害専門の就労移行支援
あわせて障害者専門の転職エージェント
就労移行支援の口コミ・評判まとめ
障害特化型就労移行支援
総合型就労移行支援
IT特化型就労移行支援
・atGPジョブトレIT・Web おすすめ
就労移行支援の比較
就労実績 | 定着率 | 事業所数 | 対応エリア | 対象障害 | |
---|---|---|---|---|---|
LITALICOワークス | 累計就職者数10,000名以上 | 90% | 110か所以上 | 北海道 / 仙台 / 栃木 / 埼玉 / 千葉 / 神奈川 / 東京 / 静岡 / 愛知 / 京都 / 大阪 / 兵庫 / 岡山 / 広島 / 福岡 / 宮崎 / 沖縄 | 精神・発達・知的・身体・難病 |
Kaien | 累計就職者数1,400名以上 | 94.9% | 14か所 | 東京 / 神奈川県 / 埼玉 / 大阪 | 発達 |
ミラトレ | 就職率85% | 90% | 14か所 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 大阪 / 兵庫 / 愛知 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
atGPジョブトレ | 1事業所当たり24名(年間) | 91.4% | 7か所 | 秋葉原 / 大手町 /お茶の水/ 横浜 / 梅田 | うつ症状・発達・統合失調症・聴覚障害・難病 |
ココルポート | 累計就職者数2,400名以上 | 88.2% | 60か所以上 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 福岡 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
welbe ウェルビー | 累計就職者数5,032名以上 | 89% | 97か所以上 | 東京 / 神奈川 / 千葉 / 埼玉 / 高崎 / 宇都宮 / 静岡 / 愛知 / 大阪 / 京都 / 兵庫 / 岡山 / 広島 / 松山 / 福岡 / 熊本 / 鹿児島 / 札幌 / 仙台 / 新潟 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
d-career ディーキャリア | 非公開 | 93.4% | 70か所以上 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 大阪 / 愛知 / 福岡 | 発達 |
障害者専門転職エージェント
・首都圏・関西マイナビパートナーズ紹介 (おすすめ)
・全国dodaチャレンジ
・全国LITALICO仕事ナビ
・首都圏+大阪障がい者雇用バンク
オンラインカウンセリング
当サイトの参考リンク
就労移行支援・就労定着支援に係る報酬・基準について:厚生労働省
障害者の雇用支援:高齢・障害・求職者雇用支援機構
障害者雇用の現状:文部科学省
<免責事項>
当ブログからのリンクやバナーなどで移動したサイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。
また当ブログのコンテンツ・情報について、できる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。情報が古くなっていることもございます。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。