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ニューロワークスって実際どうなの?
主にメンタル面でのケアに重きを置いている就労移行支援です。
マインドフルネスなどの瞑想からSSTといったコミュニケーションプログラムまであります。精神疾患の治療・改善のために通うのは正直お勧めできません。
メンタルケアプログラムに興味がある人向けの就労移行支援となっています※。
2018年開所と新しいということもあり、就労実績はそこまで高くないのが難点。
※他のサイトで広告されているようなうつ症状の軽減は何の科学的根拠がなく、治療目的で通われるのは全くお勧めしません。ご注意ください。
特徴や口コミを見ていきましょう!(目次をタップできます。)
ニューロワークスに通う前に確認してほしいこと
もしこれから就労移行支援に通われる方がこの記事を読んでいたら、事前に確認してもらいたいことがあります。
就労移行支援に通う前に、必ずチェックしておきたいものの1つが転職エージェントです。人によって、クローズ・オープンどちらにするかは違うと思いますが、オープンなら事前に登録することをオススメします。
これから就職したい!というときに「どんな求人があるのか」「その求人に求められるものは何か」がわかっていると、就労移行支援の訓練でも役立ちます。就職に向けて訓練を受けられるよう、まずは求人内容を見てみましょう!
※障害者雇用・障害者枠での就労は、「障害者手帳を所有している方のみ」が対象となっています。手帳を所有していない方は、一般枠の就労サービス・エージェントを利用しましょう。
エージェントに登録すると、就活状況確認の電話がかかってきます。電話を無視してしまうと、今後の利用が難しくなったり、気まずくなってしまうので、電話に出るようにしてね!(折り返しの連絡になっても大丈夫!)
むこうも人なので丁寧な対応をしましょう。
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ニューロワークスとは
ニューロワークスとは、メンタルケアに重点を置いたプログラムを実施する就労移行支援です。
公式HPでも対象者をメンタル不調の方としているので、主にうつ病・適応障害・発達障害・双極性障害・統合失調症の方がメインになります。
発達障害の方に特化した就労移行支援はこちらの記事でも紹介しているので、是非チェックしてみてください。
【体験談】ASDの筆者が選ぶ!発達障害特化の就労移行支援を紹介ニューロワークスのプログラム内容は?
メンタル面でのケア以外は他の就労移行支援と同様のものです。
具体的には下記のとおりです。
- ブレインストーミング(アイデア出し):グループディスカッションの前に複数人で自由にアイデアを出し合うこと
- ナビゲーションブックの作成:自分の障害特性・思考傾向・行動などを把握し、職場の方に伝える説明書
- ビジネスマナー
- e-ラーニング(MOSなど)
- PCスキル(Excel・Word)
コミュニケーションの強化としてSSTも行っているようです。
具体的に困ったシミュレーションをメンバーで共有し、どのように対応したらいいかのアイデアを出し合います。実際の生活の困ったことを解決したいという方にぴったりの訓練です。
同じくSSTを行っている就労移行支援として、LITALICOワークスがオススメですのでぜひ見学で確認してみてください。
ニューロワークスの利用料金は?
ニューロワークスは多くの方が無料で通所されています。
実際の利用料金は、一般的な就労移行支援通所にかかる金額と同じです。
具体的には、こちらの表をご参照ください。
世帯の収入 | 負担上限月額 | |
---|---|---|
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
市民税非課税 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得税16万円未満※1) ※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム、ケアホーム利用者を除く※2 | 9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
※2:入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム等利用者は市町村民税非課税世帯の場合、「一般2」
自己負担がある場合でも、自治体によっては助成金がある場合もあります。
気になる方は是非自治体に問い合わせてみてください。
ニューロワークスの就労実績は?
定着率
ニューロワークスの職場復帰後6カ月の定着率は92.1%でした。
少し気になるのが「職場復帰後」である点です。もしかすると復職しか入っていない可能性があるので注意したほうがいいかもしれません。
それでも6カ月の定着率は下記の一般的な障害別定着率と比べていいので、この点は評価が高いですね。
就職先一覧
パーソルチャレンジ、まいばすけっと、など
おすすめ?ニューロワークスの3つの特徴とメリット
生活習慣を整えるブレインフィットネスを採用
ニューロワークスでは、脳のストレスを解消することを目的とした「ブレインフィットネス」を導入しています。
ブレインフィットネスの主な取り組みとしては以下のとおりです。
<運動>
運動を取り入れることで、神経伝達物質を活性化し、精神状態の安定につなげる。
<食事>
糖質の過剰摂取を防ぐことで、認知機能の低下を防ぐ。
また、活性酵素を取り入れることで細胞へのダメージを防ぐ。
<睡眠>
睡眠時間を確保することで、身体及び脳へのダメージを軽減させる。
<ストレスケア>
ストレスを軽減させることで、脳が使うエネルギーを最小限に抑え、ポテンシャルを引き出す。
<知的な刺激>
計算問題などによって認知機能の低下を防ぐ。
<社会化>
社会的な交流を促すことで、死亡リスクを低下させる。
小難しいことがHPに書いてありますが、端的に言うと生活習慣を整えて健康的に過ごしましょうということです。
※他のサイトではうつ症状を治療・改善できるなどのコメントがありますが、これらの内容に科学的根拠はありません。また医師が監修しているというのはあくまで生活習慣の改善についてのみです。治療ではありません。(大体週2~3程度の運動プログラムを行っているようです。)
・ウォーキング
・筋トレ
・お風呂上がりのストレッチ
・瞑想
・ヨガ
・肩こり解消のための体操
・リンパマッサージ
・ボクササイズ
また、ブレインフィットネス研究所のページの内容も科学的なものというよりは要約すると「健康的に過ごせば、脳も健康なので長生きできます」ということを堅苦しく書いているだけでした。
辛口ですが、ぶっちゃけ生活習慣の改善なら他の就労移行支援でもできます。そこに重きを置くのはどうなんだろう・・・というのが本音ですね。プラスαが欲しいところ。
参考URL:メソッド&エビデンス – ブレインフィットネス研究所 (brain-fitness.jp)
FITプログラムによるメンタル面のサポート
ニューロワークスでは、FITプログラムという認知行動療法に基づいて作られたプログラムを実施しています。
気分が落ち込む原因がわからない
ネガティブな考えになってしまう
などの認知のゆがみの際に柔軟な視点で自分を見直すきっかけづくりを行うという内容です。
よくメンタルケアのプログラムにあるアサーティブコミュニケーションやSSTといったことをするんだね
また在宅支援も行っています。※障害特性上通所が困難であり、自治体の許可をもらっている場合。
在宅訓練の場合は週1回の通所で動画学習がメインになるそうです。
交通費・昼食の支給がある
ニューロワークスは、交通費を上限10,000円の助成があります。※月に12日以上通所された方が対象です。詳しくはお近くの事業所までお問い合わせください。
また、ニューロワークスでは昼食の支給も行っているようです。毎日の昼食を用意するのも大変ですのでこの点はいいですね。
他にも昼食や交通費の助成がある就労移行支援として、ココルポートがあります。こちらは全国規模の就労移行支援で就業実績も高いので是非チェックしてみてくださいね。
やばい?ニューロワークスの2つのデメリット
うつ病の治療などが見込めるわけではない
ブレインフィットネスは、あくまで非医療的領域であるため精神的な病気の改善につながる訳ではありません。
脳疲労やストレス軽減のための健康増進プログラムと考えたほうがよいです。
つまり、発達障害の特性やうつの症状といったことの改善ができるということではないのでそこを期待していくと残念に思うかもしれません。
※治療を目的とした就労移行支援は現在ありません。どの就労移行支援も基本的に健康管理・維持を目的とした授業を行うことが多いですのでご注意ください。
参考URL:ブレインフィットネス研究所 (brain-fitness.jp)
比較的新しく就労実績が少ない
ニューロワークスの開業は2018年からとなっています。比較的新しい事業所であるため就労実績そのものは少なめです。今までの就労・復職・再就職の実績は193名ほど。
実績が少ないのでそこに不安を覚える方は、welbe(ウェルビー)やLITALICOワークスなどの大手の就労移行支援のほうがよいでしょう。
ニューロワークスの良い口コミ・評判
生活リズムを整えるのにぴったり
ここは、基本的な生活リズムを取り戻し、就職・復職したい方にお勧めしたい所です。
睡眠・運動・食事・ストレスケア・知的活動の5項目を大切にしており、特に運動はこのセンターならではのプログラムです。
そして、支援員の方はどなたも優しく、丁寧に接してくださり、利用者さん同士の交流もあるため、コミュニケーションに不安があり、克服したい方にも適しています。
私はこのセンターに通えなければ、未だに就職できずにいたかもしれません。
そう感じさせるほど、手厚いサポート体制のある所です。
迷ったらとりあえず見学だけでもしてみてください!
リモートでも対応が可能
復職準備のための体力と集中力の向上にむけて通所させていただきました。 施設内は広々としていてとても明るく開放的です。 利用者さんたちでギュウギュウになることもなく、個人のスペースを確保してのびのび個人訓練に取り組んだり、プログラムを受講してグループワークに参加したり、運動プログラムで汗を流すことができます。 みなさんそれぞれの課題や目標に向かって、担当職員さんと一緒に励まれている姿が印象に残っています。 どの職員さんもとても親身でフレンドリーな方ばかりで、楽しく毎日を送ることができました。 また、こちらはリモートでのプログラム参加も実施しておりますので、事情があり通所が困難になった場合でも自宅からプログラムを受講することが可能です。(施設に要相談かと思いますが) 約半年間、大変お世話になりました。
スタッフさんの厳しい指導がありがたい
ここの卒業生です。 就活で目の前が真っ暗になっていたところ、沢山のスタッフさん、仲間と時には親身に、時には厳しく指導して頂き、無事就職できました。 このまま定年まで働きたいです。
無理のないペースでつづけることができる
精神的な障害及び、後天的な精神疾患になった方への、社会復帰を行うための就労支援施設になります。
気持ちの切り替えや、落ち着き方の講座
社会参加の為の、最低限必要なマナー
就労に関して、必要なExcel講習
瞑想や、フィットネスやボクシング体験
栄養に関しての基礎知識等々・・・
いろいろなプログラムが用意されており、社会から孤立しがちな人にとっては、かなり有用な施設だと思います。
体験入所もありますので、私の説明で悩むくらいなら、電話して「体験したい」と一言言ってしまったほうが良いです。
本人に、無理をさせることは望まないので、通所ペースや午後からの通所などいろいろと合わせてくれます
生活習慣に重きを置いている
ここ見学した時の話だけど色々教えてくれた
ニューロは生活習慣改善を重きにしてるところですって教えてくれた他は発達障害ウェルビーってとこが発達障害に合わせて行う所って言うのも教えてくれた参考にしてください(あくまで自分の得た経験です担当者によって変わります。ちなみに自分の時はメガネかけた男性でした)
ニューロワークスの悪い口コミ・評判
対応が不誠実
ここはあまりに不誠実なので他に通所した方が良い。 1.とある支援員から「会社として精神障害者には厳しくする。」と言われた。 勤めていた職場の上司に確認したところその発言を否定された (いわゆる言った言わない)。 2.「主治医との連携」と記載されているが、 実際には主治医の所には行かず、職場提携のカウンセラーのところにしか行かなかった。 しかもカウンセラーも私が承認しないのに守秘義務違反行為を行った。 復職の為に通所したが、退職に追い込まれた。 今後は一生就労しない。 ここでの出来事は一生忘れない!!ここを一生恨む!!
ニューロワークスの事業所一覧
東京にある事業所
五反田 / 大塚 / 吉祥寺
埼玉にある事業所
大宮南 / 春日部 / 久喜
千葉にある事業所
新松戸
神奈川にある事業所
横浜
福岡にある事業所
博多
さいごに
今回は、ニューロワークスの評判・口コミを紹介しました。
利用者目線での感想を述べると、生活習慣を整える目的で通うという方にはおすすめの就労移行支援となっています。
一方で他サイトで「医師監修のプログラムの基、精神疾患の改善が見込まれる。科学的根拠もある」というデマが出回っている点が少し残念です。
現在精神疾患の治療を目的とした就労移行支援はありません。
同じように発達障害特化の就労移行支援では、その特性を理解して授業や就職活動が行われます。こちらも治療ではありませんが、それでも障害と向き合い、長く働きたい方にはおすすめですのでぜひ見学を通して自分の目で見極めてください。
ニューロワークスのほかにも、実際に見学しておすすめの就労移行支援をまとめていますので是非ご覧ください。
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就労移行支援の口コミ・評判まとめ
障害特化型就労移行支援
総合型就労移行支援
IT特化型就労移行支援
・atGPジョブトレIT・Web おすすめ
就労移行支援の比較
就労実績 | 定着率 | 事業所数 | 対応エリア | 対象障害 | |
---|---|---|---|---|---|
LITALICOワークス | 累計就職者数10,000名以上 | 90% | 110か所以上 | 北海道 / 仙台 / 栃木 / 埼玉 / 千葉 / 神奈川 / 東京 / 静岡 / 愛知 / 京都 / 大阪 / 兵庫 / 岡山 / 広島 / 福岡 / 宮崎 / 沖縄 | 精神・発達・知的・身体・難病 |
Kaien | 累計就職者数1,400名以上 | 94.9% | 14か所 | 東京 / 神奈川県 / 埼玉 / 大阪 | 発達 |
ミラトレ | 就職率85% | 90% | 14か所 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 大阪 / 兵庫 / 愛知 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
atGPジョブトレ | 1事業所当たり24名(年間) | 91.4% | 7か所 | 秋葉原 / 大手町 /お茶の水/ 横浜 / 梅田 | うつ症状・発達・統合失調症・聴覚障害・難病 |
ココルポート | 累計就職者数2,400名以上 | 88.2% | 60か所以上 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 福岡 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
welbe ウェルビー | 累計就職者数5,032名以上 | 89% | 97か所以上 | 東京 / 神奈川 / 千葉 / 埼玉 / 高崎 / 宇都宮 / 静岡 / 愛知 / 大阪 / 京都 / 兵庫 / 岡山 / 広島 / 松山 / 福岡 / 熊本 / 鹿児島 / 札幌 / 仙台 / 新潟 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
d-career ディーキャリア | 非公開 | 93.4% | 70か所以上 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 大阪 / 愛知 / 福岡 | 発達 |
障害者専門転職エージェント
・首都圏・関西マイナビパートナーズ紹介 (おすすめ)
・全国dodaチャレンジ
・全国LITALICO仕事ナビ
・首都圏+大阪障がい者雇用バンク
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当サイトの参考リンク
就労移行支援・就労定着支援に係る報酬・基準について:厚生労働省
障害者の雇用支援:高齢・障害・求職者雇用支援機構
障害者雇用の現状:文部科学省
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