障害者雇用で就職したい方へ

発達障害+うつの当事者が障がい者枠に第二新卒で転職した話

記事内にプロモーションを含む場合があります。

この記事は、

・発達障害 or うつで障がい者枠での転職を考えているひと

・職歴が短く、転職が不安なひと

向けの記事になっています。

発達障害+うつで転職した経験をもとに、

・どのような困りごとがあったか

・どんな転職サービスがあるのか

を順に説明したいと思います。

デグー教授
デグー教授

転職って簡単に決まった?

クーさん
クーさん

んなわけないでしょ。
結構大変だったよ。

まずは経歴から説明するね。

転職当時のクーさんの状態

まず、簡単に私の経歴から紹介します。

  • 事務系
  • 前職を半年で退社
  • 就労移行支援に3カ月通う

わたしは新卒の時クローズでの就活を行いました。

何十社も受けては落ちるという地獄のような就活を乗り切り、
なんとか会社に就職をしたはいいものの、お局に叱られることが多い毎日。

とうとう半年程度経ったときに適応障害を起こしました。

休職して何か月かした後に復職しようとしても涙は全く止まらず、
産業医からも止められたため、復職できず、一年もしないうちに退社。

職歴に大きな穴が開きます。

前職は事務職でほとんど職歴もなく、第二新卒のエージェントにも登録して転職活動をしましたがなかなか思うようなところには通らず、就労移行支援にも通い始めました。

今度書こうと思うのですが、就労移行支援にいってもあまり価値がないと感じた私は3カ月ほどたったころに、就労移行支援に頼らず、自分で障がい者枠の転職活動を始めることにしました。

デグー教授
デグー教授

クーさん、クローズではどんな転職サービスを使ったの?

クーさん
クーさん

それも今度話す予定。

主にはリクナビ・doda・マイナビを利用してたよ。

障がい者枠での転職を決意した理由

・職歴がほとんどないとブラックしかない

・営業を勧められる

・年収もものすごく下がる

第二新卒、しかも職歴がほとんどない場合の転職活動。

はっきりいってほとんどといっていいほどブラック企業です。
残業時間を明記してなかったり、ほとんど潰れかけの会社を紹介されることもしばしばありました。

一番いやだったのは、明らかに向いてない営業職を紹介されたことです。
どうしても事務系で続けたかった私は、第二新卒でこのまま転職活動を行うのは厳しいと考え、
障がい者枠での転職を決めます。

障がい者枠でつかった転職サービス

障がい者枠は就労移行支援でも探すことができますが、
わたしは2つの転職サービスを主に利用しました。
転職サービスはほかにもありますが、第二新卒の障がい者枠を取り扱っているところは少ないです。
ほかの障がい者エージェントでは職歴が短すぎて断られることもありました。

atGP

  • 業界最大手
  • 全体の80%が非公開求人
  • 15年以上障がい者就職支援を行う

おそらく障がい者に関係する事業で一番大きな会社です。
就労移行支援などでも有名ですね。

dodaチャレンジ

  • 「変えるなら、きっと今だ。」で有名なdodaの障がい者枠エージェント
  • 丁寧なカウンセリングとサポート
  • LGBT当事者向けの転職サービスも展開

こちらはdodaの系列の転職サービスです。
こちらも障がい者転職サービスとしては長いほうで結構大きな会社が運営してます。


上記

atGP
dodaチャレンジ

は両方とも登録しとくだけでもいいと思います。
それぞれ取り扱っている求人内容が違いますし、2社登録することによって紹介される企業数も必然的に多くなります。
わたしはほかにも登録しようと思いましたが、基本的にはこの2社を中心に転職活動を行うことになりました。


加えて、企業が独自で障がい者枠を募集している場合もあります。
もし行きたい企業があるならHPを検索してみるのもオススメです。

転職エージェント登録の流れ

【障がい者枠転職エージェントに登録するのに必要なもの】

・障がい者手帳

・職務経歴書

・履歴書

・証明写真

転職エージェントに登録すると、まずどのような職歴・経歴の持ち主か把握するため
職務経歴書・履歴書の提出が必要になります。

具体的には会員登録フォームにて必要情報を記載していく形になります。
職歴、資格、語学スキル、PCスキル、希望雇用形態、勤務地などを入力します。
職務経歴書はあとから添削してもらうこともできるので、細かな内容はあとでOKです。

そして登録が完了した後はキャリアアドバイザーのカウンセリング(面談)を受けることになります。
以前は実際に転職エージェントまで伺う形でしたが、現在はリモートで面談をしています。

そこで私が希望に出した条件として、

・正社員フルタイム

・事務職希望

・年収300万円以上

であること。

そして特性の配慮事項として

・残業時間の配慮

・飲み会不参加

・指示の明確化(あれ、それなどの禁止)

をお願いしました。

これはエージェントに言われたことですが、特性の配慮事項は基本3つまでだそうです。
本当はほかにもお願いしたいことがありましたが、上の3つに絞りこの形になってます。

障がい者枠での転職が決まった

私が転職活動をしたのはおよそ3カ月ほど。

最初は書類でさえ、落とされたので不安でいっぱいでした。
就労移行支援も途中でやめたため、転職活動も後には引けない状況でかなり精神的に落ち込みました。

「面接ではなぜやめたのか」、「今後やめないといえる根拠は」など結構詰めた質問のされたので寝込むこともありました。

ですが最終的には3社内定が出て、そのうちの1つの会社に入社しました。

クーさん
クーさん

転職活動のQ&Aはこのページの最後に乗せています。
Twitterでも受け付けてますので、いつでも聞いてくださいね。

転職をしてみて

転職で困ったこと

配慮事項の相談ができない

配慮事項に関してですが、基本的には自分で説明できるようにならないといけません。
わたしの場合は特性理解が進んでおらず、どのような配慮をお願いするかを考えるにあたりかなり困りました。
何冊か障害に関連する本を読んだり、ほかの方の事例を聞くことで配慮事項を考える、という形になりました。

実務経験がないと決まりにくい

これは第二新卒でもそうですが、やはり職歴が短いと決まりにくいという印象です。
「会社でどのようなことをしたの?」という質問になかなか答えにくいですし、
メンタルが弱くて次の会社でも辞めるのではないかといったことも言われたことがあります。
「3年は今の会社で頑張る」とよく言いますが、これは転職で大企業などに行きたい、できる限り好条件の会社がいいという場合には確かに当てはまるなと感じました。

希望年収を下げることを提示される

これは第二新卒でもありましたが、希望年収を下げたほうが通りやすいので一旦下げることを提示されます。
わたしは拒否しましたが、これから転職活動をする方も特にこのお願いを聞く必要はありません。
自分が納得できることが第一なので年収も納得できる額のままでいいと思います。

転職でよかったこと

資格が評価された

資格を何個かもっていたのでそれが評価されることが多かったです。
わたしの場合、極端に職歴が浅い第二新卒でしたので、
面接官にとっては、向上心がある・努力ができるという指標になったようでした。

さいごに

転職をして思ったのは、やはり地域による差は大きいということ。

関東、特に東京付近の求人との差は歴然です。
自動的にできる職種も限られてきます。

私の場合は関西で、比較的都市に近いところに住んでいますがそれでも障がい者枠とすると結構限られてくるのが現実です。

もしこれから転職したいという方がいたら、可能なら東京に出るほうがいいかなと思います。
もちろん体調が不安という方もいらっしゃるのでそこまで無理はできませんが単純に生活の不安だけなら東京で職を探したほうが早く、幅広い求人に出会えるのでおすすめです。

クーさん
クーさん

今後は

・役に立った資格

・就労移行支援を3カ月でやめた話

などを投稿予定です。

また気が向いたら読んでやってください。

障がい者枠 転職Q&A

結局何社受けたの?
だいたい30社、面接にいったのはそのうちの3分の1くらい
面接でよくあった質問は?
「退職した理由は?」「障害特性はどんなもの?」「障害特性のためにどのような対策をしてる?」「希望職種は?」「将来どんな仕事がしたい?」

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当サイトの参考リンク

就労移行支援・就労定着支援に係る報酬・基準について:厚生労働省

障害者の雇用支援:高齢・障害・求職者雇用支援機構

障害者雇用の現状:文部科学省

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