記事内にプロモーションを含む場合があります。
障害者雇用で正社員は難しいの?
正直な話を言うと就業経験が長いか、20代前半でなければ厳しいです。最近は、契約社員から正社員への登用があるケースが多いですね。
障害者雇用での求人を見ると、「契約社員」「無期雇用」といった求人が多く、正社員への道が本当にあるのか気になりますよね。
エージェントから聞いた話によると、「実務経験3年」程度もしくは「新卒・第二新卒」でないと、「正社員」は難しいそうです。
これらの条件に満たない場合、どのような求人を選べば今後正社員への道があるのでしょうか?
今回は、障害者雇用で正社員になる方法を紹介いたします。
・障害者雇用は正社員採用が少ない理由
・正社員になるための求人の選び方
※障害者雇用・障害者枠での就労は、「障害者手帳を保有している方のみ」が対象となっています。手帳を保有していない方は、一般枠の就労サービス・エージェントを利用しましょう。
これから転職するならココ!
※障害者雇用・障害者枠での就労は、「障害者手帳を所有している方のみ」が対象となっています。手帳を所有していない方は、一般枠の就労サービス・エージェントを利用しましょう。
・首都圏・関西マイナビパートナーズ紹介 (おすすめ)
・全国dodaチャレンジ
・首都圏+大阪障害者雇用バンク
障者雇用の求人は非正規ばかりで正社員になれない?
「障害者雇用の求人は非正規ばかりで正社員になれない」
これは事実なのでしょうか?
正社員:423件
契約社員:513件
嘱託社員:109件
アルバイト・パート:127件
上記は障害者の求人サイトであるatGP で検索した求人の雇用形態です。
正社員:非正規 = 4:7 ≒ 1:2
大体正社員の求人が非正規社員の2分の1であることが分かります。
個人的な意見としては想像するより正社員求人が少なくないイメージです。
ただ実際に応募して採用されるのはかなり確率が低く、正社員になるのがたやすくないのは事実です。
では、なぜ障害者雇用で正社員の求人が少ないのでしょうか?
なぜ障害者雇用で正社員の求人は少ないのか?
障害者雇用で正社員の求人が少ない理由は、主に下記の2点です。
会社側 → 障害者雇用に慣れていないから
障害者側 → 体調・勤怠が安定しないから
各障害ごとの職場定着率を図にすると、下記の通りです。
発達障害と知的障害が約7割、その次に身体、精神と続くのがわかります。精神障害を持っている場合は、定着率が5割を切り、定着するのが難しいです。
障害者の離職理由を見ると、人間関係が一番多く、病気の再発、体力が続かなかったという理由が続きます。
特に精神障害にその傾向が顕著であるためか、障害者雇用の採用でも「身体障害だけを採用する」というケースも少なくありません。
※もちろん精神障害の方でも応募できる求人はあります。
会社側としても勤怠が安定しないと仕事が難しいので採用できない結果、様子を見るために「契約社員スタート」とする求人が多くなっているのです。
障害者雇用の正社員に必要な経験・スキル
障害者雇用で正社員の求人が少ないのはわかったけど、どういう人が正社員になれるの?
正社員になれるかどうかは、実務経験とお住まいの都道府県によります。
まず実務経験について解説します。
atGPやdodaチャレンジの求人を見ると、新卒・第二新卒のほかに、実務経験が求められる求人が多かったです。
事務職の場合:実務経験3年+officeツールの使用経験
技術職の場合:実務経験1年~3年以上
ここで注意点ですがこれらの実務経験は、「仕事ができる」というより「体調が安定している」ということを指します。
ランスタッドチャレンジドという転職エージェントでは、登録するのに「直近の勤務がフルタイムで3年」という要件を設けているほどですので、以下に体調面が求められているかがわかります。
このほかに、都道府県も重要な要素です。
東京・千葉・埼玉・神奈川の一都三県、及び大阪の求人は、転職エージェントでも扱いが多いですが、地方にいくと一気に少なくなります。※転職エージェントでは紹介できない場合もあります。
求人数=正社員になれる確率なので、どうしても正社員になりたい場合には上京も考えたほうがいいでしょう。
正社員になれない場合はどうすればいいの?
正社員登用のある求人に応募するのもひとつの手です。
「正社員になるのが難しい」
「でも正社員になりたい」
という場合には、正社員登用のある求人に応募することをおすすめします。
契約社員の場合には、正社員登用の実績がある企業に応募すれば、今後正社員になる確率は上がります。
もちろん転職してもいいのですが、チャンスがある方が仕事のモチベーションも上がりますし、今後の転職が上手くいく保証もないので実績があるところを選びましょう。
ここで注意点は、「正社員登用の実績がない場合は?」「有期雇用契約が5年あれば正社員になれるのか?」についてです。
まず「正社員登用制度はあるけれど、実績がない」という場合には下記の2つのパターンがあります。
- 会社側が正社員に登用するつもりがそもそもないケース
- 正社員登用制度を造ったばかりのケース
そしてこれらのケースを見極めるのは応募側では困難です。
なので可能な限り「実績」があるところに応募しましょう。
そして2点目の「有期雇用契約の5年ルールで正社員になる」についてですが、これは誤った考え方です。
雇用契約の5年ルールはあくまでも、有期雇用契約が無期雇用契約に転換するだけであり、福利厚生や給与面の処遇が正社員と異なることが多いです。
ですので、たとえエージェントやハローワークで「5年後には無期雇用だよ?」といわれても、信用しないでください。
※もちろん正社員と同じ扱いの会社もなくはないですが、可能性として低いです。
正社員になりたいのであれば、「正社員登用」の求人か「正社員」の求人に応募すべきです。
障害者雇用の求人はどこで見つけることが出来る?
障害者雇用の求人を探す際、ハローワーク・なかぽつのほかに民間企業が運営する転職エージェントに登録するという方法があります。
なかぽつとは?利用方法と就労移行支援の違いなどを解説|障害者の就労支援転職エージェントは、非公開求人という一般にオープンにしていない優良企業の求人の取り扱いも行っています。加えて、正社員の求人も比較的多いです。
これから転職するなら活用しないと「損」ですので、2~3社程度並行して活用するようにしましょう。
※障害者雇用・障害者枠での就労は、「障害者手帳を保有している方のみ」が対象となっています。手帳を保有していない方は、一般枠の就労サービス・エージェントを利用しましょう。
転職エージェントごとに取り扱う案件が異なるので、複数利用するのがおすすめ
障害者雇用では正社員になれない?まとめ
今回の内容をまとめると、下記の通りです。
- 障害者雇用の正社員求人は少ない
- 経験を積むことで正社員への道が生まれる
- 転職エージェントを活用する
障害者雇用で正社員を目指すのはそれなりに険しい道ではありますが、これから安定した勤務をすれば道は開けます。
まずは安定した勤務を続けられるよう、頑張っていきましょう。
よく読まれている記事
あわせて就労移行支援おすすめランキング
あわせて発達障害専門の就労移行支援
あわせて障害者専門の転職エージェント
就労移行支援の口コミ・評判まとめ
障害特化型就労移行支援
総合型就労移行支援
IT特化型就労移行支援
・atGPジョブトレIT・Web おすすめ
就労移行支援の比較
就労実績 | 定着率 | 事業所数 | 対応エリア | 対象障害 | |
---|---|---|---|---|---|
LITALICOワークス | 累計就職者数10,000名以上 | 90% | 110か所以上 | 北海道 / 仙台 / 栃木 / 埼玉 / 千葉 / 神奈川 / 東京 / 静岡 / 愛知 / 京都 / 大阪 / 兵庫 / 岡山 / 広島 / 福岡 / 宮崎 / 沖縄 | 精神・発達・知的・身体・難病 |
Kaien | 累計就職者数1,400名以上 | 94.9% | 14か所 | 東京 / 神奈川県 / 埼玉 / 大阪 | 発達 |
ミラトレ | 就職率85% | 90% | 14か所 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 大阪 / 兵庫 / 愛知 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
atGPジョブトレ | 1事業所当たり24名(年間) | 91.4% | 7か所 | 秋葉原 / 大手町 /お茶の水/ 横浜 / 梅田 | うつ症状・発達・統合失調症・聴覚障害・難病 |
ココルポート | 累計就職者数2,400名以上 | 88.2% | 60か所以上 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 福岡 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
welbe ウェルビー | 累計就職者数5,032名以上 | 89% | 97か所以上 | 東京 / 神奈川 / 千葉 / 埼玉 / 高崎 / 宇都宮 / 静岡 / 愛知 / 大阪 / 京都 / 兵庫 / 岡山 / 広島 / 松山 / 福岡 / 熊本 / 鹿児島 / 札幌 / 仙台 / 新潟 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
d-career ディーキャリア | 非公開 | 93.4% | 70か所以上 | 東京 / 神奈川県 / 千葉 / 埼玉 / 大阪 / 愛知 / 福岡 | 発達 |
障害者専門転職エージェント
・首都圏・関西マイナビパートナーズ紹介 (おすすめ)
・全国dodaチャレンジ
・全国LITALICO仕事ナビ
・首都圏+大阪障がい者雇用バンク
オンラインカウンセリング
当サイトの参考リンク
就労移行支援・就労定着支援に係る報酬・基準について:厚生労働省
障害者の雇用支援:高齢・障害・求職者雇用支援機構
障害者雇用の現状:文部科学省
<免責事項>
当ブログからのリンクやバナーなどで移動したサイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。
また当ブログのコンテンツ・情報について、できる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。情報が古くなっていることもございます。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。